公開日 2018.02.07
コンピュータ・ウイルスとは
コンピュータ・ウイルスとは、第三者のプログラムやデータファイルに対して意図的に何らかの被害を及ぼすように作られたプログラムであり、自己伝染機能、潜伏機能、発病機能の一つ以上を有するものです。コンピュータ・ウイルスに感染した場合は、
- 使用しているシステムが起動しなくなる。
- ディスクが破壊されたり、ファイルが削除されたりする。
- 他人のコンピュータを感染させてしまう。
- 特定の日付で画面にメッセージが出たりして、異常が発生する。
- パソコンに保存していた個人情報が漏えいする。
などの症状が現れます。
どのようにウイルスに感染するのか
従来のコンピュータ・ウイルスは、フロッピーディスクなどを媒介として他のコンピュータに感染するケースがほとんどでしたが、近年のインターネットの普及に伴い電子メールを利用する際に添付ファイルを開いたり実行することによってコンピュータ・ウイルスに感染するケースや、Winny等のファイル共有ソフトでダウンロードしたファイルを実行することによって感染するケースが増えています。
ウイルスの被害に遭わないために
- ウイルス対策ソフトの導入
コンピュータ・ウイルスを発見・駆除するウイルス対策ソフトを導入してください。また、導入したウイルス定義ファイルは常に最新版にすることが大切です。 - 添付ファイル等のウイルス対策ソフトによる検査
電子メールの添付ファイルやインターネット上からダウンロードしたファイルは、ワクチンソフトを使ってウイルスの検査を行ってから使用してください。 - 電子メールに対する注意点
電子メールについては送信元が知っている人からのメールでも、添付ファイルのウイルス検査を行ってください。また、本文や表題がおかしい電子メールについては、開かずにすぐ削除するようにしてください。 - 不審なソフトウェアを導入しない
興味を引くようなソフトであっても、出所不明なソフトウェアの場合は、ウイルスに感染する場合がありますので注意してください。 - セキュリティパッチを適用する
各種ソフトウェアにはセキュリティホールと呼ばれる弱点(脆弱性)が発見されることがあり、その弱点を突くウイルスもありますので、ソフトウェアメーカが提供するセキュリティパッチ(修正プログラム)が発表され次第適用してください。 - ファイル共有ソフトを利用しない
WinnyやShare等のファイル共有ソフトは、そのネットワークでやり取りされているファイルに多数のウイルスが混入しており、感染する可能性があるため、使用しないようにしましょう。 - データのバックアップ
万一被害に遭ったときのために、データのバックアップを行ってください。
ウイルス感染してしまったら
- ネットワークから切り離す
他のコンピュータへの感染を防ぐために、すぐにネットワークケーブルを外して下さい。 - ウイルスを駆除する
最新のウイルス定義ファイルを適用したウイルス対策ソフトや、ウイルス対策ソフト提供会社が配布している駆除ソフトを使用して、ウイルスを駆除しましょう。 - 駆除できない場合はコンピュータを初期化(購入時の状態)する
ウイルスの駆除がうまくできなった場合や、まだ不安を感じる場合には、コンピュータを初期化(購入時の状態)することをお勧めします。
コンピュータ・ウイルスに関するリンク
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