公開日 2009.06.19
無職 男性 30代
私は、飲酒運転による交通事故を起こしてしまい人様の大切な命を奪ってしまいました。事故を起こすまでは幼い頃から車やバイクなどを怖いとは思っていませんでした。そんな私は中学校の頃から当たり前のように車やバイクを無免許で運転していましたし、無免許ですので警察に捕まってしまうことも何度かありました。中学校を卒業すると悪友と一緒に暴走族を結成し、道路でやりたい放題をしました。そんな時に私の先輩がバイクで事故を起こしてしまい亡くなりました。その時の私の考えは事故を起こすのは運が悪いのであって私には関係ないこと、死んでしまったことは可哀想だと思うだけでした。今考えると身近な人が亡くなった時に事故の怖さ、恐ろしさを考えるべきでした。事故やそれまでの暴走行為等について、何も考えることがないまま成長し、免許が取れる年齢になると運転免許を取得しました。しかし、免許を取得したからといって運転態度が変わったかというと、変わることなく飲酒運転など悪質な運転は直らず、それどころか免許があるからと堂々と運転するようになりました。
飲酒運転も初めのころは罪悪感もあり、隠れてやっていたのですが、捕まらないし事故も起こさなかったので次第に悪いことをしているという意識はなくなっていきました。そしてある日、酒を飲んで車を運転している時に信号無視をしてしまい、それを警察官に発見され、逃げることは危ないことだと思いながらも、捕まりたくない一心で逃げました。その逃げている最中に事故を起こしてしまいその結果、私は人様の大切な命を奪ってしまいました。私は、この事故を起こすまでは、まさか自分が交通事故を起こして人の命を奪うとは思っていませんでした。今は、後悔と苦悩の日々を過ごすばかりで被害者やその遺族にどのようにして償えばいいのか分からない日々を過ごしています。
そして私の大切な家族もばらばらになりました。今分かることは、飲酒運転による自動車事故は決して他人事ではないということです。そして飲酒運転している人は、いつかは悲惨な事故を起こしてしまうということを気づいてほしいです。これからの私は、被害者の冥福を祈りながら一生をかけて償っていきます。