公開日 2012.12.12
平成15年から、少年問題に理解と熱意を持った大学生を大学生少年サポーターとして委嘱し、大学生の感性と特色を生かした街頭補導活動をはじめ問題行動を繰り返す中学生等の居場所づくり、学習支援等の立ち直り支援を通して、少年の非行防止、健全育成を図っています。
体制等
委嘱人員
65名
(男17名、女性48名)
在籍大学
琉球大学、沖縄国際大学、沖縄大学、名桜大学等
活動好事例
中学生に対する学習支援(少年サポートセンター)
対人関係で不登校に陥り、学力の遅れが出ていた少年に対し、大学生サポーターによる学習支援活動を毎週2回導入し、その中で、少年の相談相手となったことで、少年のこころのケアにつながり、学校にも通えるようになった。
柔道教室(沖縄署)
不登校の中学三年生男性生徒7名を対象に授業の一環として柔道教室を実施しており、汗を流す心地よさを実感し、学校に登校するようになり、校内で大学生少年サポーター学習支援を受けている。
活動状況
学習支援状況
保護者等の依頼により支援中学生が在籍する各中学校及び児童支援施設、少年サポートセンター、警察署の相談室等において実施
支援大学生 | 支援中学生数 | 支援延べ回数 |
---|---|---|
20名 | 59名 | 335回 |
受験者数 | 合格者数 | 合格率 |
---|---|---|
72名 | 39名 | 54.2% |
反響・効果についての声
- 支援中学生は、大学生に教えて貰ったお陰で勉強が楽しくなった。これからは夜遊びはせず、勉強します。
- 保護者からは、学習支援のお陰で不登校だった娘が身だしなみを整え登校するようにり表情も豊かになった。
- 校長等は、学習支援により非行等問題行動も減少し、教師にも反抗しなくなった。
- 高校合格した支援中学生は、支援した大学生少年サポーターに学習支援に感謝し「これからは高校生として真面目に頑張る」等と電話
- 大学生少年サポーターは、支援中学生や保護者等からの感謝に「学習支援をやってよかった。自分のためにもなるので今後も頑張りたい。」
卒業式出席での激励支援
- 多くの大学生少年サポーターは、各中学校の卒業式に出席し、支援中学生の卒業を祝福するとともに激励しました。
- 支援中学生や卒業式に参加した保護者、担任教師は大学生少年サポーターを抱擁等しながら「ありがとうざいました。お陰様で卒業することができました。」と感謝しました。
今後の活動予定
- 学習支援活動の強化
- 三線教室の居場所づくり、発表会の実施
- 街頭指導活動及び万引き防止等キャンペーンの実施